ここから本文です。

指しゃぶりがやめられません

3歳の男の子です。まだ指しゃぶりがやめられません。何とかやめさせたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

 0歳児が指しゃぶりや物しゃぶりをするのは自然な行動です。
 1歳を過ぎ、歩けるようになるとだんだんとしゃぶらなくなりますが、3歳を過ぎても指しゃぶりがある場合はどんな時に、どのくらいの頻度でしているかに注意しましょう。

 寝るときのひとときや、ぼんやりとしているときに少しの時間しゃぶっている程度なら心配要りません。ただし、4歳を過ぎても指しゃぶりが続く場合は、永久歯や噛み合わせに影響することがあります。

 でも、1日中しゃぶっていて、1人遊びや友達遊びができないような場合は、こどもの生活全般を見直してみましょう。外遊びは十分か、声を立てて笑うような遊びをしているか、ダメダメを連発してこどもの自由を奪ってないか、下の子が生まれて相手をすることが少なくなっていないか、などがあったら少し一緒に遊ぶ時間を作るようにしましょう。

 叱っても効果はありません。無理にやめさせてもチックや吃音(言葉につまる)などに形を変えていく可能性があります。3歳以上のこどもなら話せばわかる面も出てくるので、お誕生日や兄弟が生まれるなどをきっかけにして、「お兄(姉)ちゃんになるから、やめようね」や「今日は、よくがまんできたね。」などほめたり、自分でやめようという気持ちが持てるよう、言葉かけするのも一つの方法です。

このページの先頭へ